ロゴ解釈プロジェクト

ラリッサ・ホフマン撮影

 
 

表面的な意味と逆転した意味を込めたラリッサ・ホフマンの写真は、ピュアな感覚を湛える一方で官能と抽象のギャップにも注目しています。粒子の粗い、柔らかな色合いを帯びた写真の背後に隠されたコンセプトと意味。繊細なポートレート、誘惑的な女性の肢体、カラフルな自然の要素のうちで、露にされるのを静かに待っています。
ベルリンに拠点を置くホフマンは、この同じ集中力と心配りを意識してジル サンダーのために撮影を行い、人間の肢体や都市風景と柔らかく溶け合うロゴデザインを映した6点の写真をもって、新しいロゴを再解釈しました。被写体が不明の場合、それはわからないながらも魅力的です。一方、いくつかの写真は人間の存在感を取り除くことで、厳格な美と心地よい物性のバランスを実現しています。